KANSAS「Finale 1983 A.D. Kansas Live」(JRM-095) 1CD-R/SBD
商品コード: JRM-095
KANSASが解散状態に陥る直前、1983年10/1のLA公演を収録したPre-FMマスターを24ビットデジタル・リマスタリングしたオフィシャル級の極上アイテムが登場。対比として非常に興味深いのは2006年の南米でのステージのビデオ(Racket Queenレーベル「Works In Process」)が時を同じくしてリリースになった事です。生い立ちからヘッドライナーまで、絶頂から小さな躓き、そして亀裂・分裂という流れを追うには非常に理解しやすいサンプルであると共に、最も評価されなかった分裂直後のKANSASを知る資料としては大変貴重と思われます。正直な話、絶頂期のKANSASにはゆるぎないショーマンシップ、究極的に完成された調和美がありました。前者:つまり演奏能力の高さ・ステージの完成度に関しては、現在活動中の再結成KANSASのヴォーカルのSteve Walsh そしてヴァイオリンのRobby Steinhardtが担っていたといっても過言ではないでしょう。そしてこのバンドの最大のセールスポイントでもある調和美・楽曲のクォリティーに関してはこちらの分裂後、解散に至るKANSASに残るKerry Livgren が担っていたと言っても良いでしょう。Kerry の目指したKANSASの完成形はライブアルバムTwo for the Show (偉大なる聴衆へ) なのでしょう。あのライブアルバムに対する評価の高さを否定する人間はおそらくいません。しかしその後、Kerry が求めた物はこのライブにも垣間見ることが出来る筈です。最大の成功で失った物の大きさを感じる以上に、今になって感じるこの時期のバンドのポテンシャルの高さを、知る術は少なく、それだけにこの音源の価値は高いといえます。この音源を耳にしてSteve の代役John Elephanteの能力を疑う余地はありません。キーボードのWarren Hamは後にTOTOの再結成に参加し有名になった人物。ADというバンドを結成し、再結成には加わらなかった Kerry Livgren と Dave Hope の演奏はこのあとスタジオ録音以外では殆ど味わえません。ラストトラックPortrait (He Knew)は秀逸の出来。全盛期を超えているかもしれません。1 - Fight Fire with Fire 2 - Point of Know Return 3 - Everybody's My Friend 4 - What's on My Mind 5 - Play The Game Tonight 6 - Hold On 7 ? Andi 8 - Dust in The Wind 9 - Exerpt from Song for America (Kerry Livgren Keyboard Solo) 10 ? Crossfire 11 - Get Rich 12 - Belexes - (Phil Ehart Drum solo) 13 - Magnum Opus 14 - Carry on Wayward Son 15 ? Mainstream 16 - Portrait (He Knew) ◆“Drastic Measures Tour” Universal Amphitheater, LA, CA, 1st October 1983 John Elephante - Vocals, Keys, Guitar Kerry Livgren - Keys, Guitar, Backup vocals Richard Williams ? Guitar Dave Hope ? Bass Phil Ehart ? Drums Warren Ham - Keys, Backup vocals, sax and flute